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岡倉天心

岡倉天心の『日本の目覚め』を読んだ。そして目が覚めた、あの時代によくぞここまでグローバルに見えていたとは!

日本の目覚め(明治維新)はペリーがもたらしたものではない、真の原因は日本自身の内にあった、と言う。もちろん維新が突然なったとは、思っていなかったけれど、小生は、どうしてあの維新の若者たちがいっせいに出現したのか、不思議には思っていたが、よく考えていなかった・・・。

天心は言う、江戸期に三つの大きな思想の流れが出来てきたと。一つは徂徠に代表される古典学。ここでは儒学道徳の純化が行われ、二つ目に藤樹らの陽明学。ここでは、知行一致、すなわち行動なき単なる知は無意味であるとして、人を行動に駆り立てる。第三に、宣長を代表とする国学。ここでわが国の精神の本流として神道が復活する。
この三つの思想の流れが合流して、維新のエネルギーが爆発した。

ついでに、引用を。-
「(西欧の)産業主義の実利性、物質的進歩のせわしなさは、芸術にとって有害である。競争の仕組みは生活の多様性の代わりに、流行の単調さを押し付ける。美しさの代わりにやすいことが尊ばれる・・。」

「(日露戦争では)われわれは祖国のためにのみ戦ったのではない、維新の理想のため、高貴な古典文化の遺産のため、全アジアの輝かしい再生の夢見た平和と融和の理想のために、戦ったのである」

「悲しいことに、われわれが真に頼むことが出来る友は、今なお剣である。西欧が見せるこの奇妙な組み合わせー病院と魚雷、キリスト教宣教師と帝国主義、膨大な軍備と平和の維持、-これらは何を意味しているか?このような矛盾は東洋の古代文明にはなかった。」

これは1904年(明治34年)に書かれた(英語で)ものである。


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