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時代の変化

 ・・・続き人間は文化すなわち己の属する集団の習慣となってきた元の理想―無意識的な願いーは、そう容易く消えることがないと思う。小生はこんな風に想像する。人間は、個人であれ集団であれ、粘着性の強い液体で満たされた池のようなものであると。それは表面のほうは、外的な力で動かされ変化するが、その下のほうはそう簡単には動かされない。深部自体が何らかの地殻変動ー生物学的・集団心理学的なーでもなければ容易には変化しない、かなり強固なものである。人間は己そして集団のアイデンティティを表面から下のほうに降りて行って確認する。だから、強い外的な力で突然液体全体を大きく揺さぶられると驚き抵抗する。
 だから、変化は、表面から多かれ少なかれ深い内部への問い合わせを繰り返し、いわば納得済みでなければ、反発を食らう。
 平たく言えば、たとえば外国からの侵略が、それが唐突に暴力的にやってくると、国民は反発し、何としても祖国を守ろうとする心理が生じる。しかし、時間をかけてゆっくりとその国の歴史や文化に理解を示し、さらに経済協力という味付けをふりかけながら、同化してゆけば、侵略は成功する。中国のチベット政策も急がなくていいのだ。
 あるいは、もっと身近な例を挙げれば、女性を落とすのに、力でもって急襲すれば強姦であるが、多少日日をかけて手練手管を尽くし、相手に気に入られてから襲えば、恋愛の成就である。
 
 大雑把な言い方だが、日本は明治維新の時、急激な変化を体験したが、そうせざるを得なかったとはいえ、それはむしろ己が欲してそうしたのであり、いわば納得済みであった。だからいくら大革命といっても歴史の深い部分の連続性はしっかり保たれていた。
 しかし、大東亜戦争後の急激な変化はむしろ外部からの強い撹乱であり、納得のできないものであった。外的な変化は軽度かもしれないが、深いところの傷は深甚たるものであった。最初のうちは心の中では反発をしていたが、だんだんと表面的には反発をしなくなった。このまま日本民族の意識と無意識とが離反し続けると、どこかで異常が出てくるような気がする。
 まあ、嘆いていてもしようがないし、無理な誤魔化しを続けては重病を発症する、曖昧なまま時効になるのを期待して放っておくのは衰滅への道である。
 いまこれを克服する手立てがあると思う。それは、今なお戦後であることを国民が自覚し、これから百年かかるつもりで日本は理論武装を整え、積極的に世界に向かって戦後処理をしていかねばならないと覚悟することだ。
 


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テーマ : 文明・文化&思想 - ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント

No title

スカイランV35さん、貴兄の共感を嬉しく思います。しかし小生のなかでは、絶望と希望とがイタチゴッコをしていて、いまひとつ進展せず苦しい思いをしています。
くまざえもんさん。これからですよ日本は。ある知人は、あの戦争体験者の声を集め〈正直なところ〉を海外に発信し始めています。小さな一歩ではありますが、それも大事だと思います。
われわれがなすべきことは、「歴史」というものをもっと真剣に考えること、すなわち「いかに生くべきか」という問題からはなることなく歴史に触れること、ではないでしょうか。

揺るぎない理論武装が確立するにはまだまだ時間がかかるでしょう。
現状から思うに今後日本国民に『一致団結』意識が芽生えるような前進政治の流れは全く感じませんが。
『お人好し』政治がいつまで続くのやら。

No title

こんにちは。

ご意見ご尤もと思います。
100年かかるつもりで、つらく苦しい事とは思いますが、やるしかないんですよね。
勇気が湧いてきました。ありがとうございます。

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