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大正天皇6

西川泰彦著『天地十分春風吹き満つー大正天皇御製詩拝読』
この書には、大正天皇御歳16歳から37歳までの漢詩が納められている。
高校時代に習った漢詩を思い出して思うに、大正天皇は王維のような自然詩人のような気がする。
ぱらぱらめくって一つ紹介しよう。
『太平記』にある金崎の戦いがあった「金崎城址」と題する詩。明治42年、31歳時。

登臨城址弔英雄 日落風寒樹鬱葱
身死詔書在衣帯 千秋正気見孤忠

後醍醐天皇の詔書を身に着けて最後まで戦った新田義貞の忠義の心を想われた。

ついでに、紹介しよう。明治37年、御歳26歳。
「御歌会始は当初恒例の18日に行われるはずのところ、6日に韓国の名憲太后の訃があった為、延期して20日に催された。『明治天皇紀』に載る御製、御歌を揚げ奉ろう。

御製(明治天皇) 
苔むせる岩根の松のよろつよもうこきなき世は神をもるらむ
皇后陛下御製
大内の山の岩根にしけりゆくこまつの千代もみそなはすらむ
皇太子殿下御歌(大正天皇)
吹きさわぐ嵐の山のいはね松うごかぬ千代の色ぞしづけき
皇太子妃殿下御歌
うごきなくさかゆる御代を岩のうへの待つにたぐへて誰かあふがぬ 」

小生は感じる、ここに一人、あまりに素直な歌人が居ると。

和歌といえば、大正6年(1917年)の春曙と題する御製が小生は好きだ。

百千鳥かすみのうちに鳴きいでて花よりしらむあけぼのの空

これなんか『玉葉集』に入っていてもおかしくないではなか。



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