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日本人気質

 
いま東日本大震災における救援活動をアメリカ軍が一生懸命してくれている。有り難いことだ。しかし、これをアメリカの無条件の奉仕だと思ったら大間違いであることは、政治に疎い小生でも解る。この機を捉え、極東におけるアメリカ軍の機動性を中露に見せつけることによって、東アジアの安定を保とうとする狙いがあるにちがいない。

 想定外であった、ということはどこの国においてもある。しかし、危機管理の甘さは我が国は断トツであるらしい。福島原発事故もニュースを聞いているとどうもそういう側面があるようだが、何よりも国家を守る軍隊がないということが、その最たるものだ。

憲法と言い皇室典範と言い、今のうちにしっかり決めておかなければならないと判っているのに、国会で真剣に取り上げない、あたかも触れてはならないように逃げている。おかしな国だ。

なんとなく危険そうなことや嫌なこと、争いや不和を考えたり、口にしたりするのが日本人は苦手だ、そんなことを不謹慎と感じる民族だ。

聖徳太子は、篤く三宝(仏・法・僧)を敬えや、君を天とし臣を地とせよ、よりも、まず「和をもって尊しとなす、逆らうことなきを旨とせよ」を第一条に据えた。

大本営は発表する。

神風特攻機敵空母三隻を撃沈、わが軍の被害軽微なり。

日ソ中立条約があるから、たぶんソ連は攻めてこないであろう。

どこそこの原子力発電所は、脆弱を指摘されているが、今回の点検で異常なしであった。

こちらが軍事力をもたず誠意をもって当たれば、他国が侵略してくるはずがない。

悲しくも麗しいわが国民性だ。今回の大災害で、実に日本民族の良さと悪さが明瞭に出た。この良し悪しは紙の裏表のように切り離せない。あるいは連続していて、どこまでが長所でどこからが短所なのか。外国人が驚くほど和をもって秩序を維持した、しかし、何よりも争いを避けよとは、話し合いで決めろ、談合で行け、対立する様々な角度からチェックする機構を設けるな。仲良くするためにこんなものでいいだろうとなる。

人を信頼して生きていたい。他人を疑ってばかりいる社会は味気なく嫌だ。本当にそう思う。ペリーがやってきて150年経ったが、民族の性格はそう簡単に変わるものではない。

しかし、世界と付き合い始めたその初めにすでに、福沢諭吉は個人と個人との付き合いにおける道徳と組織と組織あるいは国と国との付き合いにおける政略とはまったく異なるべきことを警告した。
                  


  
                                   
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テーマ : それでいいのか日本国民 - ジャンル : 政治・経済

コメント

敵を知る

蘭月さん。ご意見ありがとうございます。

国際社会は本当にエゴイズムの修羅場であって、力と知恵がものをいうところです。そのような修羅場を、暴力と理論(超越的正義と欺瞞の混交)とで二千年間切磋琢磨してきた西欧には、まだまだこてんこてんに負けていますね。我が国は戦争に負けただけでなく、とりわけ戦後に負けつづけていると思います。

日本はほんとうに特殊な一文明国です、じつに孤軍奮闘せねばなりません。近隣とはいえ中国や朝鮮とは、なかなか共通の価値が見出せませんし。

ペリー来航から今までの流れをざっと思い浮かべるだけで、もう涙も枯れてしまいます。

小生思いますに、喫緊の課題は、西欧が長年培ってきた手法を逆手にとって、具体的にはこの前の戦争に至るまでの過程と終わってからの過程、とりわけ東京裁判の徹底的な分析と見直し、そしてそれを国際社会に向かって主張すること、だと。
そんなふうに考えている人も増えてきているのではないでしょうか。リアリスティックな政治家が出現し、動いてくれることを期待するのみです。

理屈が通じない国に対しては、一発くらわせてやること(笑)・・・まあ、そのためには強くなるか、外交上手にならねばなりませんが。

No title

お久しぶりです。

日本人もある意味では、頑固なのかもしれませんね。
自分達の道徳観が、諸外国に対しても通じると思い込み、それを疑おうとしない。
憲法9条の信奉者や、最近では鳩山前首相の「友愛」路線などが象徴的です。
彼等は、日本人の悪しき認識が具現化した典型例だと言えるでしょう。

長年かけて培ってきた、我々日本人の道徳観や倫理観。これは本当に尊いもので、だからこそ私も日本人であることを誇りに思っています。
しかし一方で、世界の何処へ行っても、このような道徳観・倫理観が深く根付いている国はありません。
先の震災で、日本人の秩序や助け合い精神に世界中が感嘆していましたが、それは裏を返せば「世界の何処にも、このような文化はない」ということなのです。
日本人は、誇りに思うと同時に「我々の文化はおおいに誇るべきものだが、世界で見れば異端で、我々の常識は国際社会では全く通用しない」ということを、もっと自覚すべきですね。
明治維新から100年以上も経過し、その間、幾多の外交と世界大戦を経験していながら、まだ福沢諭吉先生の論じられたことさえ得心出来ていないのは、恥ずべきことです。
無論、大東亜戦争後の自虐史観により、大きく認識が阻害されたこともあるのですが……。

なんにせよ、日本人はもっと敵を知り、己を知らねばなりませんね。

No title

umama01さん、こんばんは。
そうですね。だから本来公務員は大変なんですね。
国政を担う人たちは、さらにわれわれ一般庶民とは全く違い、百鬼夜行の世界を相手にして、大いなる緊張をもって、そして独特の感覚を養って、仕事をしなければならないのでしょうね。
儒教を巧みに利用した徳川政権において、武士は、額に汗して働かねばならなかった階級ではなかったから、それだけ自分たちの仕事に責任と覚悟とをもっていたと思います。
誰でも良いところはそのままに、欠点はすこしでも直していかなければとは思いますが、わが身を振り返るにつけ、それがなかなか出来んもんです・・・・。

No title

だからこそ、政治が人としての醜い場所……疑ったり人を処罰したりする行為を担ってくれれば良いな……なんて思ってはいますが。
庶民はまさにこのままで良いのだと思うのです。
ただし、人の上に立つ者だけは、常に最悪に備え、責任を双肩に担うことを自覚しつつ決断を下す。
そういう帝王学とも言うべき行動が取れる人であるべきではないか?なんて思ってもいます。
武士階級ってそういう意味では、素晴らしかったのではないでしょうか??
実態は恐らく、今とあまり変わらないなぁなぁだったとしても……ですが。。。

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