スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

初夏の庭

梅雨があけて、夏の空が輝きはじめるとき。

我が家の花で、初夏と言えば、小生はまづ梔子(くちなし)をあげます。ハッとするような雪のように白い花は、しかし一日にしてその純白に陰りが見えはじめますが。

この花の匂いをかぐと、小生は20歳のころを必ず思いだします。当時、小生は下宿をしていたのですが、そこに近所のかなり高齢のおばあさんが、「これあげる」と言って鉢植えの梔子をもってきてくれたのです。それは花芽が密な立派な鉢花で、さっそくスケッチしたものでした。その時はじめて梔子の花を知ったのです。ちょうどその時、小生はゴーギャンのタヒチ紀行『ノアノア』を読んで、夢をふくらませていましたから、それ以後、小生の中で「初夏ー梔子の花ー老婆ー死ータヒチの原住民ー南太平洋の空と海」という観念連合ができあがっています。 
ちなみに、ノアノアとは香しいという意味だったと思います。

クチナシ

それから、ひそかに待ってました蓮がでてきました。

宇佐蓮
うれしいので二首

宇佐の池から去年(こぞ)取りしその種の
  秘めたるちからに畏怖をおぼえる

感謝とも驚異ともはて何といはむ
  宇佐神宮の蓮がわが庭にある



それから夏の定番。槿(むくげ)と百日紅(さるすべり)は、「これから暑ーい夏が延々と続くんだよ。がんばってね」と言っているように見えて、不快です。

槿  さるすべり



 人気ブログランキングへ にほんブログ村 歴史ブログ 日本の伝統・文化へ
にほんブログ村 
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 花の写真 - ジャンル : 写真

コメント

No title

ゲッパさん、なかなかきちんとした性格の方なのですね。

なるほど体言止めの歌は、旧家の座敷の床の間に、掛け軸、花、香炉が過不足なく収まっているという趣ですね。

定家の有名なー
「春の夜の夢の浮橋とだえして峰にわかるる横雲の空」
・・・完璧なクリスタルのように収まっていますね。

しかし、小生の好きな実朝の、散文的ですが、ぐっと来る有名な歌をあげてみます。あの、あまりにも無垢な少年の、しかも将軍になってしまった、不安な心が夕暮れを見ているところを想像してくださいー
「くれなゐのちしほのまふり山の端に日の入る時の空にぞありける」

あくまで和歌鑑賞の話ですが・・・。

No title

うたのすけさん、ご回答頂きありがとうございました。

僕も別に誰かに短歌を習ったことがあるわけではありません。ただ僕の場合、意識せずに詠むと体言止めしてしまう傾向があるので、うたのすけさんの詠み方が新鮮だったのです。絶対体言で止めなければならないと思っているわけではないのですが…ただ、なんとなく最後に重しが欲しくなるんです。用言で終わってしまうと重しがないような印象をしばしば感じるんです。用言で終わるのは散文としては自然ではありますが…。

No title

umama01さん。こんばんは。

小生の夢のために、かくも高踏にして濃厚な歌を、ありがとうございます。

このところ暑い日々ですし、アルコールに弱い小生は、いったんシャワーを浴びて風にあたり、もう少しさっぱりしたい気持ちです・・・
例えば、
梔子の甘きかをりにさそはれて
   またまよひ行く暑き夢路を

No title

ゲッパさん、いろいろ見ていただき、ありがとうございます。

小生、多芸無芸です(笑)。和歌集を読むのは好きで、たまに真似事をする程度ですが。そのようなときは興に乗り次第57のリズムでやりますが、充分な推敲をせず荒削りのままですから、御覧のようにな形になったままなんでしょう。ほんとうは先生についてちゃんとやりたいとは思うのですが・・・。

体言止め云々についてあまり考えたことがありませんが、言われてみると体言止めの方が洗練されているように見えますし、概して余韻を残せるような気がします。

小生こそ、ゲッパさんに、歌について何かお考えがございましたらお教えいただきたいと思います。

No title

梔子の 白き香りに過ぎし日の
暑き夢路を 雲に乗せんや。
……このエントリを短歌的にまとめるとこんな感じでしょうか?
構想1分、アルコール入りなので、あまり自信はありませんけれども。。。

No title

うたのすけさんの短歌をこの回に限らずいくつか鑑賞させて頂いたのですが、体言止めをしませんよね。僕もわずかながら短歌を詠んだりすることもあるのですが、もっと体言止めしてしまうような…これは意識してそうされているのでしょうか?もしそうだったら、是非うたのすけさんの短歌観をご教示頂ければと願います。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー) URL

プロフィール

うたのすけ

Author:うたのすけ
世の中の人は何とも岩清水
澄み濁るをば神ぞ知るらん

最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。