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皇位継承問題2

 偉い先生方の御意見を聞いていると、不思議や、それぞれの仰せなるほど尤もなりと思えてくる。さすが大学教授だの所長だのという御仁は大したものだ。記紀はもちろんのこと、祝詞・宣命をはじめ古代からのあらゆる文献、古代中国朝鮮や世界王家の有職故実に至るまで調べ上げ、毛ほどの疎漏もない。

 あれこれの論文や議論に接するうちに、腹にじーんと入って来たことがある。それは、これこそ日本だ、これこそ日本の歴史だ、って思いだ。西洋の歴史はキリスト教を除いては考えられないように、日本の歴史は天皇を除いては考えられない。

 つまるところ、これは、天皇とは何か、って問うことだ。天皇とは何かを問うことは、天皇とは何であるべきかを問うことに他ならない。それはわれわれ日本人がいかに生きるべきかと自問することである。つまり、神神の時代から連続して、人代が125代続いてきた祭祀王と崇敬の対象、そういった物語を日本人全員で創り上げてきた、そして今後どのように物語を発展させていくべきか、という日本歴史の運動の真っただ中にいる感覚だ。

 さて、議論の具体的な論点は、女系天皇を容認するかどうかだ。とはいっても、万一、男子の血筋が絶えた時は、その時から女系天皇にシフトせざるを得ない、という点は、ほぼ全員が一致している。

 そりゃ中には、天皇の男性の血が絶えたら、それで天皇・皇室は打ち切りにしてもいい、という男系原理主義者も居るには居る。が、これはかなり少数派であり、むしろ皇室がなくなるより、女系天皇でも続いたほうがいいと考えている人が圧倒的に多いのが現実である。

 女系容認派の主張は、皇女でも確実に天皇の血を受け継いでいるのだから、その皇女が女性天皇になられ、一般人と結婚され、そのお子さんが将来天皇になられても、その方は必ず昔からの天皇の血を受け継いでおられるのだからそれでよいではないか、そのほうが、万一の時の受け皿が広く、天皇の存続には、これを容認するに越したことはない、との考えだ。

 この考えは近年に始まったことではなさそうだが、従来の皇室典範はこれを回避してきた。それは皇族男子が多かったことや、側室制度があったおかげだ。ところが、今やごらんのとおりの頼りなさ。女系天皇もかなり現実味を帯びて浮かび上がってきた。

 天皇が永久に安定的に存続できるようにするには、どうするか。

              



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テーマ : 日本文化 - ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント

No title

umama01さん。
明瞭なご意見をありがとう。

小生は、天皇は圧倒的に文化の中心として、の価値というより、存在理由だと思います。その中に、男系も含まれますが、これが最大、絶対理由かというと、どうも解りません。むしろ三種の神器のほうが絶対のような気がします。日本人の感性も徐々に変わっていかないとも限りません。

ただ、125代男系が続いてきたというのは、文明国においては世界に例がない、それだけで貴重な価値であるとは思います。

ただ、問題は男系が絶えそうになったときどうするかの話なのです。続きを書きますから、また見てください。

また、聞いた話ですが、・・・現代生物学はどうも、xy染色体が男女の決定を必ずしもしているのではなさそうです。まあ、例外という程度かもしれませんが。

No title

一応、父系伝統ってのはY遺伝子が延々と続いてきたという意味ですから、生物学的には理に適っている訳ですが。
逆に女系だとXXの片方しか子へ継げないので、遺伝的に親の遺伝子が子へ繋がる確率は半々になってしまいます。
そういう意味で、遺伝学的に皇室の価値を考えれば、女系なんてとんでもない。

私は皇室の価値を、1.文化的価値、2.政治的価値、3.遺伝的価値、4.象徴的価値として捉えておりますから、女系を容認すると皇室の価値が25%減します。
それはひいては国民の利益をもたらす天皇陛下の価値を減することですから、右翼思想とか天皇陛下への敬意とか完全に抜きにしても、反対します……ってところです、はい。

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