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皇位継承問題3

ところでちょっと、いま天皇のお仕事がどんなものかのぞいてみた。すると驚くなかれ。

 天皇のお仕事は猛烈に多い。一月一日は四方拝、歳旦祭の儀、新年祝賀、晴の御膳、新年祝賀の儀、二日は新年一般参賀(7回お出まし)、三日は元始祭の儀、四日は奏事始の儀、人事異動者の拝謁、・・・・・その他、内政や外交関係の国事行為、歌会始や園遊会、記念祝典、植樹祭、地方視察、外国との親善交流などの公的行為で、もう一年中手いっぱい。その間を縫って、海洋生物の御研究・論文御執筆。これで定年退職が無いというのは、ちょっと気の毒すぎる。しかも外国王室に比べて御生活は質素そのもの、給料なんて・・・・。

 しかし天皇は、天皇にお生まれになったからには完全に前向きで居られる。自堕落な生活をしているくせに不平を洩らすわれわれ一般人とは格が違う、覚悟が違う。しかし、これでこそ世界に誇る、美的・倫理的極点としての皇室ではなかろうか。

 天皇の特殊なお仕事と御覚悟、それを支える天皇家、皇族というものの特殊性。それを考えると、たしかに、いくら神武天皇の男系の血を継いでいる人でも、皇族から離れて一般人となって60年以上たってしまった旧宮家の人に皇族復帰していただき天皇になってもらうということが、はたして可能か。今の国民が求めているものからすると、男系の血だけに恋々とするのは笑止な話ではないか。現在の皇族には、若い未婚の女性がまだ幾人か居られるではないか。というのが、女系容認派の気持ち。

 しかし、男系原理主義派は、天皇は他国の王様やローマ法王とは違って、その根拠は神武天皇から男系が125代続いているということである。それはわれわれの人智を超えていることであって、美的・倫理的云々とは次元が違う、また天皇に個人としての人格を求めるのは存在の本質にそぐわぬ、という気持ち。

 女系容認派は、男系継続は本質的なことではなく、慣習にすぎないのではないか、それは、イスラムのある国においては、一夫多妻や女性の外出時の不気味な黒マントなどは千年続く文化であり、また聖典の教えに沿うものであろうと言うに等しく、たしかにそれは貴重な文化かもしれぬが、閉鎖的である、わが皇室の文化はもっと開かれたものだ、伝統とは絶えざる理念による革新だ、一般平民である正田美智子さんが御正室となられた例を見よ、と吠える。

 男系原理主義者は、男系とそれらと一緒にしてもらっては困る。理念だけでは文化ではない、形式を離れて文化はない、文化は小ざかしい頭で合理的に考えられるものではない、具体的に続いているものが大事だ。三種の神器とてそうである。神話は民族を根底から支える夢だ。とにかく男系の血をもった人を皇族復帰させよ、と額に青筋立てて一歩も譲らぬ。

容認派 「天皇という日本の中心的文化を守るために今議論しているのじゃないの?」

男系派 「男系が文化だ」

容認派 「一旦平民になった者はどんな血をもっていようと永遠に平民だ。」

男系派 「ノー。皇后陛下も皇太子妃も元平民であられた。」

容認派 「結婚となると話は別だ。いま問題なのは、皇族を降りられて60年も経っている人のことだ。時効ってものがある。」

男系派 「血に時効などはない。神武天皇の男系の血を明らかに受け継いでいる人ではある。」

容認派 「そんな人はゴマンといる。毛沢東もそうかもしれん。」

男系派 「とにかくGHQがやって来るまでは皇族だった男子なのだ。」

容認派 「60年間もほったらかしにして、いまさら何さ!」

男系派 「戦後の為政者に腹が立つ!」

容認派 「それがわが国政の伝統だ!」

男系派 「伝統は大事にしなきゃ、・・・?」

 両者 「そんなことこれ以上話していても、埒があかん、とにかく一刻も早くなんとかしなくては。愛子様も悠仁様も刻一刻御成長あそばされているのだから。」


           幕



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テーマ : 日本文化 - ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント

No title

こんばんは。umama01さん。
本当に・・・。
コメントのおかげで、いろいろ浮かんできます。

①超越的な神の前での万人の平等(キリスト教)と足の引っ張り合いとしての平等(共産主義)。われわれが漠然と思っている民主主義は両者の交雑からきているらしい。

②例えば役者の家の子供は幼児期から役者になるにふさわしい教育を陰に陽に受ける。教育=洗脳である。しかし、これを離れた自由とは空想である。

③〈普遍性〉とは外延的な広がりをどこまでも意味し続けるものであろうか。

No title

こうやって見ると、四民平等のための天皇制廃止だけはちょっと納得出来ます。。。
スケジュール詰め込み過ぎ……もうお歳ですのに。
逆に国益にそぐわないから天皇制廃止を訴える人間だけは足し算引き算も出来ない阿呆だとしか思えませんよね……

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