スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

雄略天皇2

そして、まさに和歌の始まりは、中世の歌人たちが、スサノヲ命と認めたのもうなずけます。スサノヲ命こそ雄略天皇の原型だと思われるからです。

スサノヲは、父であるイザナギから、お前は海原を支配せよと命令されるが、幼児のように言うことを聞かず、「根の国の母に会いに行きたい」と泣き続ける。姉アマテラスとの誓約においてはアマテラスが産んだ男の子に対して、女の子を産んだのは自分だ、それは自分の心に嘘がない証拠だ、勝った勝ったと、あほな子供のように勝ち叫んで、暴れまくりますね。

そして、畦や溝を壊して田んぼを荒らし、糞尿を撒き散らし、馬を逆剥ぎにして機織り屋に投げ入れるなど、当時大罪としてもっとも忌避されていた罪の数々を犯し、結果ついにアマテラスは天之石屋戸に籠ってしまわれたですね。

この幼児の純潔と残虐をもった罪人スサノヲが口にした例の「八雲立つ 出雲八重垣・・・」をもって和歌の始めとされていますね。そして我が国の文化の根源にこのような神話があることがとても面白いことだと感じます。

残虐さと和歌は、その根源は繋がっていことが暗示されます。それは、残虐をなしたことを歌で慰めるとかいう安っぽい反省ではぜんぜんないし、また善人なをもて往生をとぐ、いわんや悪人をや、などという道徳観念とは無縁なのです。

雄略天皇の魂は純潔で明るく、彼は率直な行為者で、暗い反省意識や屈折した心理などは無縁です。そしてまさにその魂から歌が滔々と流れ出る。もちろんその後の文化の流れにおいては、様々なヴァリエーションが生み出されるのでありますが。この我が国の情熱の源泉、神話から歴史に繋がるこの秘義を、小生は胸を張って認めたいと思うのであります。


       あなたも率直に↓↓

 人気ブログランキングへ にほんブログ村 歴史ブログ 日本の伝統・文化へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 日本文化 - ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー) URL

プロフィール

うたのすけ

Author:うたのすけ
世の中の人は何とも岩清水
澄み濁るをば神ぞ知るらん

最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。