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山本五十六

 いつまでも微熱が続く。たいてい午後になるとだるくなり何となく体の節々が痛む。熱を測ると37度半ばくらい。これが治るまで待っていては見逃してしまうかもと思い、意を決して映画「山本五十六」を観にいった。

 この映画の主人公はもちろん山本五十六であるが、一人の新聞記者の心を通して、開戦にいたる経緯、そして戦争および終戦時の国内世論を描写しているところが新しい点であったのかな。

 それにしても、この頃はCGというのか、大掛かりなセットを作らずとも、広大な戦闘場面をかなりな臨場感をもって映し出されるようになったものだ。

 ともあれ開戦に至るところはよくわかって、高校の現代日本史の授業で見せればいいのにと思われた。昭和18年山本五十六の乗る飛行機が南方で撃墜されそれで終わりとなるかと思っていたら、その後に尾びれが付いていて、敗戦そして戦後の一部を新聞記者が見る所で終わる。

 戦前・戦中にそれいけとばかり対米戦を後押ししていた編集長らしい人が、戦後ただちに〈民主主義〉という語を大きく掲げていこう!と豹変するところなど、マスメディアの体質を物語って面白かったが、せっかくそこまで描いたのなら、どうしてGHQの検閲に触れなかったのだろうと不思議であった。

 日本は戦争に負けたというよりも戦後に負けたと小生は強く感じている。あの時点から7年近くに及ぶGHQのラジオ、新聞、あらゆる出版物の徹底的な検閲および歪曲的公表に触れないで、戦後を語ることが出来ようか。

 『坂の上の雲』まではよかったが、その後の軍が悪かったなどとの言説がまことしやかにまかり通っているのも、いまだにGHQの影響大なることをものがたる。

 まあ、いつの時代も、マスメディアというものはそんなものだ。


 つい先日、NHK番組の連続番組「日本人とは何か」だったけ、その第一回目「福沢諭吉と中江兆民」というのがあった。それを見ていて、あれっ?と不思議に感じたことがあった。それは、外交に関するところで、両者の意見を披露するところ、兆民の「国際外交も個人の付き合いと同じ道徳をもってしなければならない」との主張を解説者が述べていたのに、福沢の個人道徳と外交との峻別についてはまったく触れられていなかったからだ。

 この福沢の大事な主張を対比的に提示しないのは大きな片手落ちだと思い、早速NHKにその理由を問い合わせてみた。答えて曰く「たしかにどこそこで福沢はそのように語っている。・・・ご意見ありがとうございました云々」答えになっていない。

 まあ、いつの世もマスメディアとはそんなもんだ。われわれはいつもそれによって動かされている。だからテレビや新聞なんぞ見ない方がよい、とは思いつつ、つい見てしまう。
ああ、また熱でてきそう。



 
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テーマ : 報道・マスコミ - ジャンル : 政治・経済

コメント

No title

umama01さん。亜細亜の友は、あの頃、こちらが一生懸命起こしてやろうとしたけれど、いつまでも眠りからさめようとしなかったから、まあこちらとしては〈脱亜〉ですわな。
しかし、やっと起きてきた友は、いまだ夢の続きを見ているのか、ときどき頓珍漢な事を言ってますね。やっぱ〈脱亜〉といきたいところだが、あのころと世界の状況ががらりと変わってしまった。

No title

亜細亜の悪友と……ですか。
今、その機運が高まってますから、下手に刺激したくない……もしくはテレビ局に亜細亜の悪友の影響力が入っているのか。
まぁ、実際……「『人間』の定義を何処まで広げるか」という問題があるからこそ、その人間の善意・道徳が全く信用できない自体に陥る訳なのですが。。。

兎に角、ご自愛くださいまし。
と言いつつ、私は昨晩の飲み過ぎでダウンしておりましたけれども。。。

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