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貞明皇后御歌26

日中戦争始まって以来、わが国内は完全に戦争態勢に入っていった。化粧の制限、長髪禁止、一汁一菜、日の丸弁当奨励、防空演習、そしてこの年1938年(昭和13年)国民総動員法の発令。

    雪中山といふ題をよみける時に
 ますらをのつよきいぶきも凍るらむ
   ゆきふりつもる北支那の山


    従軍記者
 海くがにたたかふひとの雄ごころを
   いやひきたてむ筆のちからに


    傷病兵
 末ながき悩みのたねとなりぬべし
   いくさのにはにうけして傷は


    招魂社
 よろこびを告げまつるあり悲しみに
   袖しぼるあり大みまへにて


     軍事郵便
 待ちわびて人や見るらむ弾の下
   くぐりてきたる文のたよりを


     航空機
 御軍のかてをはこびてますらをの
  たまのを(魂の緒)つなぐ鳥船もあり


  新聞紙上にて支那人の麦かるうつしゑを見て
 みいくさ(皇軍)のちからたのみてしなの民
   心やすくも麦かるといふ


 日の丸の旗を田畑にたておきて
   麦かる民のこころかなしも
 

6月に黄河決壊事件が起こった。これは中国軍が日本軍の進撃を阻止するために黄河堤防を破壊し、大洪水を起こさしめた事件だが、中国軍は地元民らに事前に知らせることもなくやったものだから、農作物の大被害のみならず莫大な死者を出した。もちろん、中国軍は、これは日本軍がやったというプロパガンダを世界に発信。もちろん日本側は事実を発信。そして事実は隠しきれなかったようだが、各国の反応はまちまちだったようだ。

 南京大虐殺も同じ。どこの国でもそうだろうが、とくに中国は昔から、白髪三千丈ではないが、虚偽を押し通すのを国策としている。それはいいとして、戦後わが国はあまりに紳士的というか、正義は黙っておればいずれ天が味方してくれると思いたがる。じつはそれも己の弱さを隠すための虚偽であるのに、そのことに気がつきたがらぬ。

 また、この年、医療費の重圧から農村漁村の貧者を救済するために国民健康保険が創設された。

     保険
 みちの人の教へのままにしたがいて
   身をすくよかにたもてとぞ思ふ


 家のためこがねしろがね積まむより
   身のすくよかにあるやまさらむ


 そして冬がきた。冬の庭は簡素でいい。そんな中、つわぶきと次いでサザンカが花をつける。

  つはぶきのはな
 みそのふ(御園生)の菊も紅葉もうつろひて
   ひとり時めくつはぶきのはな



 

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テーマ : 歴史 - ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント

No title

umama01さん。中国軍と日本軍とどちらがよく軍紀を守ったかは、今の商人のどちらが契約をよく守るか見れば明らかですね。

平和時においても、スープに段ボール混ぜたり、はげ山に緑のペンキ塗ったり、われわれには思いもつかぬ発想をする中国人には脱帽。

No title

 正直、自分なんかは黄河決壊の一件だけで、南京大虐殺が誰の手で行われたかってのが分かる気がするんですけれども。
 連中なら、自分たちで虐殺しておいてこちらの所為にするなんて、普通なのですし。。。

 ちなみに、南京の際に日本軍が殺したのは、自国の軍紀違反者と国民党ゲリラと戦乱どさくさまぎれの犯罪者なんですよねぇ。

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