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転生2

また、こんな風にも考えられる。

 これもずいぶん前に読んだ大川隆法氏の本だが、ここにあった、カフカは荘子の生まれ変わりだ、という文句に、ニヤっとさせられたものだが、またカントはプラトンの生まれ変わりだという文句を見て、これには考え込んでしまった。

 プラトンは、われわれの見ている世界は影にすぎない、真実在は見ることができないと語った。しかし、そう語ることによって、つまり影を通してであってもじつはわれわれは真実在に触れている、と小生は解したいのだが。

 有名なイデア論。点は位置があって大きさのないもの、線は長さがあって太さがないもの、と頭では理解している。われわれは、こんなものを生まれて一度も見たことがない。それにもかかわらず、幾何学を解くとき、紙の上に鉛筆でもって点や線を描きながら、それを見たこともない点や線として捉えている。すなわち理想的なイデア(観念)の世界を、頭の中で考えている。

 老若男女、すべての世界中の人が、決して見ることができることがない観念の世界を共有している。われわれは直接触れることができない世界を考えながら生きている。

 こんな当たり前な生き方を不思議と感じ、幾何学はどうして客観的実在性をもつか、また、われわれの経験はどうして可能か、を徹底して問うたのはカントだった。彼は、われわれは、時間・空間という、先天的な(経験に先立つ)形式を通してしてしか物事を認識できない。われわれは、この形式を通してしか物事を認識できない。われわれは物自体(真実在と言い換えてもいいだろう)を直接認識することはできない、となる。

 まあ要するに、言いたいことは、二人ともわれわれの認識できる範囲とか、生きている領域を問題にした。そしてその問題を生涯考え続けたとしよう。

そういうことからたまたま連想したのだけれど、もし人間の生が、食べて寝て排便して性交することが、その本質ではないとすれば、同じ問題を生きた二人の人間は、たとえどんなに時空を隔てていたとしても、その二人は生まれ変わりだと言えるのではないか。


  

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テーマ : 哲学/倫理学 - ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント

No title

umama01さん、そうですね、まあフツーの日常生活においては、話が通じておれば、それでいいですね。きわめて極端な場合とか、素粒子を扱うような科学の世界を扱うと、ひょっとして真実在と認識のずれなどという問題が起こってくるんですね。
しかし、小生は思うのですけれど、いわゆる芸術(非常に広い意味で)が果てしなく生まれてくるのは、自然はじつはわれわれの日常意識が捉えていない深さや広がりをもっているからではないかと。

はじめまして

"はじめまして。シニアナビ事務局と申します。
突然のコメントで申し訳ございません。

私たちはシニア向けのコミュニティサイト「シニア・ナビ」を運営しております。シニアナビは無料で登録が出来き、同世代の方々と交流をしていただけるサイトとなっております。
シニアの方々にいつまでも楽しんで頂けるようなサイトを目指しており、日々、イベントなどを企画して発信しております。

こちらで日々の書かれている素晴らしいブログ、うたをもしよろしければ、シニアナビでもご披露頂けないでしょうか?
新たな同世代との交流なども楽しんで頂けるかと思います。

是非一度、遊びに来てください♪"

No title

認識の話を読むと……大昔、自分の見てみる赤色が、他人にとって同じように見えているのかを真剣に悩んだのを思い出しました。
つまり、私の見ている赤は、他人には別の色に見えている。
だけど、他人はそれを赤と呼ぶので、何故か話が通じるのではないか……なんてのを、高校生の頃、だったかな?
直線も、まっすぐと考える形が人それぞれ違っているとか、そういう、哲学的なようでただの偏屈のようなことを考えたものです。。。

結論として、同じに見えているならそれでいいや、が答えでしたが。
真実在がどうあれ、共通認識として誰かと話が通じるなら……意思疎通という言語の働きを失わないのなら、それで問題ないんじゃないかなぁと思う次第。。。
面倒くさくなって思考を放棄したとも言いますが……

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