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国会周辺漫談

 「自衛隊は危険な地域には絶対に行かせない。後方支援といえど、万一、鉄砲の弾に当って自衛隊員が死ぬようなことがあってはならん」

 「はい、閣下」

   ・・・・

 「閣下、大変でございます。暴風雨のために転覆しつつある大型漁船から救援の報せが入りました。約100名の乗組員が助けを待っているそうです。気象庁によりますと今後風雨はだんだん強くなるとのことです。」

 「うーむ。じゃが自衛隊員をそんな危険な所に行かせてはイカン。そのまま放っておけ。」

 「はい、閣下」

           *

 「とおちゃん、今度できた日本の戦闘機はすごい性能らしいね。」

 「うわさではね。しかし、実際はどうなんだろう」

 「とおちゃん、哨戒機も潜水艦も日本のは、世界一・二を争うようだね。日本の軍隊はけっこうすごいのだね」

 「坊や、日本には軍隊はなくて、あれは自衛隊なんだよ。」

 「でも、とおちゃん、隣のスミスさんは自衛隊の事を軍隊って言ってたよ。」

 「坊や、日本国憲法で軍隊をもってはいけないと書いてあるから、あれは自衛隊なんだよ。」

 「言葉変えれば、すべてよし、なんだね」

 「そうだよ、坊や、おまえは賢い子だねぇ」

          *

 「とおちゃん、アンポ法案がどうのこうのって、沢山の人が騒いでいるでど、なんなの?」

 「パパもよく解らないけれど、あれは、自衛隊が外国で外国人を救うために武器を使ってもいいのかどうか、っていう問題じゃないのかな。」

 「他の国には悪い人たちが沢山いるのだね。大事な遺跡を壊したり、女学生をさらっていったり、平気で虐殺したり、だから難民がいっぱいいるのだって。世界の良い国の軍隊がそういう悪い奴をやっつけに行かなければいけないね。自衛隊もやっつけに行かなければね、パパ」

「いや、自衛隊は悪いやつらをやっつけることはできないのだよ。」

「どうしてなの、パパ。日本の憲法には、どんな国も自国のことのみに専念してはいけない、全力で崇高な理想と目的を達成する、と書いてあるよ。」

「ははは、坊や、誰もそんなことを信じていないよ。憲法の言葉なんてただ恰好をつけるために書いてあるのだよ。どこの国も本当は自分の国さえよければいいのさ、儲けられそうな時だけ、助けに行くのだよ。」

「書いてあることはただ格好なの?」

「そうなんだよ。大事なのは恰好なんだよ。大人は憲法に書かれていることを文字通り信じてはいないのだよ。」

「う~ん、本音と建前ってやつだね、国連と同じだね、パパ」

「おお、そうだよ。お前はなんて賢い子なんだ。」

         *

 「戦争反対! アメリカの力に屈するな! 平和憲法を守れ!」

 「おばちゃん、戦争反対って、いま戦争している国に行って言わなきゃ」

 「そんな怖い国に行って、そんなこと言えるか、アホ!」

 「おばちゃん、おばちゃんが必死で守りたがっている憲法はアメリカの力に屈して創られたものだけど・・・。」

 「うるさ子やねー。昔は昔、今は今。昔のことをほじくり出さんといて!」

 「でもなぁ、今もすぐ昔になるよ。」

 「ほんまうるさい子やわ。ごちゃごちゃ難しいこと言わんといて!」

            *
 
 わが民は禅問答に大真面目。先哲曰く、「絶対矛盾的自己同一」。(笑と拍手)

 シェイクスピアならこう言ったかも、この世のすべては喜劇の素材に成らざるはなし。



     

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