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マインドコントロールの効用 1

マインドコントロールというといかにも悪い印象のある言葉だが、われわれはいつも地域や時代の習慣、そして家庭や知人によって、コントロールされているものだ。
いやそれはちょっと言い過ぎではないか、習慣は自然だが、マインドコントロールは強制的なものだ、という意見もあるであろう。
それはなるほどとも思われるが、よく考えてみれば自然といい強制いい本質的に同じである。ただより多くの人がより長い間コントロールされていれば、より自然であり、より少数の人がより短期間でコントロールされれば強制的に見えるだけだ。

それで、例えば考えてみよう。戦時中は国民全員を戦争に駆り立てなければならない。もし、参加したい人だけ参加せよ、したくない人はしなくていい、なんて指導者が言っていたら負けるに決まっている。というよりその指導者は非良心的だ。戦争すると決まった以上、勝つために挙国一致が必要だ。その時もし小生が首相であれば、国のために一時的に国民を騙しても、とにかく国民全員を参戦へとマインドコントロールする必要を感じるであろう。
今は平和時であるから、国民それぞれが自由な発想をし、何処で発言してもいい。しかし、それが本当にその人自身が自分の経験から熟慮して自由に発想しているかどうかは疑問である。世の風潮に左右されていないと誰が保証しえよう。
そんなことを言えば、どんな偉い人でも他の誰かに影響されているではないか、と言う反論も予想される。なるほど、小林秀雄はボードレールの影響を受けた。内村鑑三はキリストの影響を受けた。彼らは師匠と同じようなことを言っている。しかし、その影響の受け方はただでは済まされるようなものではなかった。いわば徹底的に受けたのである。一時的に完全に洗脳されたのである。そこが凡人とは違う。むしろ普通の人は、何者にもそこまで影響されることはない。騙されまいぞ騙されまいぞと身構えている。気がついたら思わぬ方向からの風潮に騙されている。そしてそのことにすら気がつかない。       (続く・・・)


                                 
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テーマ : 哲学/倫理学 - ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント

No title

マインドコントロールのことを考えると今現在の日本のマスコミはやはり本来の機能以上の扇動をやっていると思えてなりません。戦時中、新聞が売れるからという社的理由から暴走する政府と意を同じくする記事・論評を多く載せたのは事実と思うからです。

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