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『遥』石垣さだ子歌集選 その五

いよいよ終戦です。
敗戦の悲しみ。当時の作者の気持ちになってみようとする・・・絶望とまではいかなくとも、なんとも言葉に表せない重いうっとおしい気持ち・・・胸を貫く大きな打撃であったのでしょう。
しかしまた夫の帰還への期待に胸が膨らみます。

 〈昭和二十年八月十五日〉

一億のこころをもちて戦ひしに和平の大詔つひに下りぬ

悲しきは夏の夕べよ敗戦てふ二つの文字の常に浮かびて

わが家の残り少なき柿の葉に時雨降りつつ昏れにけるらし

穢れたる言の葉も聞かずわが生活心正しく豊かなれと願ふ

帰ります夫の笑顔の思ほへて厠仕事のいとも楽しき

見るにつけ聞くにつけても思ふかな変り果てたる世の姿をば



間もなく米軍による日本占領が始まります。昭和20年9月から昭和27年4月末の6年半で、これはドンパチやっていた戦闘期間よりずっと長い
この6年半に及ぶ占領統治期間にいったい何が起こっていたのか。日本人はこの重大なことを知らなければいけません。おそらくいまだに学校ではろくに教えていないと思われる。それこそ占領統治がいまだに日本人の心理に作用している証拠ではなかろうか。

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テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など - ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント

Re: まだまだ戦後

そうですね。まだまだ戦後です。それどころか津波の如く、ますますその影響が強くなってきているのを小生は感じます。注意深くわれわれの状況を知る必要があると思います。カクシュウさんにも期待しております。

こんにちは

うたのすけさん>
そうなんです。そこなんです。
現代の私たちが知ろうとしても、答えが見つからない6年半。
ここで何があったのか。故人も日本は骨抜きにされたとしか答えてくれませんでした。
しかし、そこを知らなければ、今後の日本の失った部分を見いだせないんです。

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